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修了後に作品を仕事につなげるための進め方

スクールを修了しても、作品がすぐに仕事へつながるとは限りません。修了はゴールではなく、つくった作品を人に見せ、仕事の場で使ってもらうための準備が始まる段階です。このページでは、修了前後に取り組みたいポートフォリオの整え方、転職活動と副業案件探しの始め方、学び続けるための習慣、修了後サポートの範囲の確かめ方を、学習計画表の「修了後」欄に沿って整理します。成果の出方には個人差があるため、進め方の目安として使ってください。

修了前に作品を見直し、並べ方を決める

ポートフォリオは、修了してから慌ててまとめるより、最後の課題に取り組んでいる時期から準備を始めるほうが落ち着いて整えられます。

まず、これまでにつくった作品をすべて書き出し、学習計画表の最上段に書いた目的と照らし合わせます。転職を目指すならサイト制作の作品を前に、副業でバナー制作を受けたいならバナーを複数並べる、というように、見せたい相手に合わせて順番を決めます。

作品が多ければ多いほど良いわけではありません。完成度にばらつきがある場合は、点数を絞って見せたほうが伝わりやすいこともあります。修了後サポートで添削が使える期間が残っているなら、掲載前の作品をもう一度見てもらうのもひとつの方法です。

Webで公開するポートフォリオサイトにするか、PDFや印刷物にするかは、応募先や案件の探し方によって使い分けると準備の手間を抑えられます。

作品ごとに「目的・担当範囲・工夫」を添える

作品の画像だけを並べても、見る人には何を考えてつくったのかが伝わりにくいものです。各作品には、短い説明を添えておきましょう。

書いておきたいのは、誰に向けた何のための制作物か、自分が担当した範囲(企画・デザイン・コーディングなど)、制作にかかった期間、工夫した点と理由の4つです。スクールの課題としてつくった作品なら、その旨もはっきり書きます。課題作品であることを隠す必要はなく、むしろ課題の条件の中でどう考えたかを示すほうが評価につながりやすいと考えられます。

非IT職の経験も、説明の中で生かせます。販売で客層を観察してきた経験、事務で読みやすい資料を整えてきた経験などは、デザインの判断理由として書けば、あなたならではの視点として伝わります。

説明文は、作品より長くならない程度にまとめるのが目安です。

転職活動を始めるときの準備

Webデザイナーやその関連職への転職を目指す場合は、応募先の仕事内容を具体的に読むところから始めます。同じ「Webデザイナー」という求人でも、コーディングを重視する会社、バナーや広告制作が中心の会社、自社サービスの画面を扱う会社など、求められる内容はさまざまです。

気になる求人をいくつか集め、求められているスキルと自分のポートフォリオの作品を見比べてください。足りない部分があれば、応募と並行して作品を1点追加する、といった計画を立てられます。

職務経歴書では、これまでの仕事で身についた力を、デザインの仕事でどう生かせるかという形で書くと伝わりやすくなります。

スクールの転職支援を使う場合は、求人紹介なのか、書類添削や面接練習なのか、支援の中身を確認しておきましょう。転職エージェントなど外部のサービスを併用するかどうかも、支援の範囲を見てから判断すると重複を避けられます。

副業案件を探し始めるときの進め方

副業から始める場合は、いきなり大きな案件を狙うより、自分の作品に近い小さな制作から経験を積むほうが進めやすいことが多いです。

案件の探し方には、クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングサービスの利用、知人や前職のつながりからの依頼、スクールの案件紹介などがあります。どの方法でも、応募の前に自分のポートフォリオで近い作品を見せられるかを確かめておくと、提案文を書きやすくなります。

依頼を受ける前には、制作物の範囲、修正の回数、納期、報酬、著作権の扱いを文章で確認しておきましょう。本業の就業規則で副業が認められているかも、事前に確認が必要です。収入が発生した場合の税金の扱いは、税務署や公的機関の情報で確かめてください。

平日夜と休日の時間の中で、学習時間を案件の制作時間に置き換える形で、無理のない件数から始めるのが目安です。

学び続けるための小さな習慣

修了すると、課題の締め切りや添削の予定がなくなり、学習のペースが落ちやすくなります。スクールに通っていた頃の週の学習時間を、そのまま「制作と学習の時間」として残しておくと、手が止まりにくくなります。

続けやすいのは、小さく区切った習慣です。気に入ったWebサイトやバナーを見つけたら構成をまねてつくってみる、月に1点は新しい作品をポートフォリオに加える、使っているデザインツールの新しい機能を試す、といった取り組みがあります。

取り組んだ内容は、日付と一緒に記録しておきましょう。記録が積み重なると、どれくらい続けられているかが目に見え、面接や提案の場で学習の姿勢を示す材料にもなります。

学習仲間やスクールのコミュニティが修了後も使えるなら、作品を見せ合う場として活用するのもよいでしょう。

修了後サポートの範囲を確かめ、計画表を更新する

修了後サポートは、スクールによって内容も期間も大きく異なります。修了が近づいたら、自分のコースで何がいつまで使えるのかを改めて確認しましょう。

確認したいのは、教材や講義動画をいつまで見られるか、質問や添削は修了後も使えるか、転職支援や案件紹介の有無と利用条件、コミュニティへの参加期間などです。サポートを受けるために、課題の提出状況などの条件が決められている場合もあります。

確認した内容は、学習計画表の「修了後」欄に書き込み、使える期限の近いものから順に予定へ入れてください。添削の期限が残っているうちにポートフォリオを見てもらう、教材が見られるうちに苦手な単元を復習する、というように、期限を意識して使うことが大切です。

サポートは仕事につなげるための手段のひとつで、結果を約束するものではありません。自分で進める計画と組み合わせて使ってください。

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