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卒業制作から逆算する学習計画表の作り方

スクールの比較表は、料金や期間のような「スクール側の情報」から並べてあることがほとんどです。けれども、自分に合うかどうかは、卒業時に手元に残したい作品に届くかどうかで決まります。このページでは、作品リストを起点に学習計画表を作り、どのスクールのカリキュラムも同じ欄に当てはめて比べるための手順を、紙1枚でできる形で紹介します。

計画表の全体像:上から下へ5つの欄

学習計画表は、上から次の5つの欄で構成します。1段目「卒業時の作品リスト」、2段目「作品ごとに必要な課題数と自由度」、3段目「週の学習時間と受講期間」、4段目「添削の形式と回数」、5段目「修了後サポート」です。

大事なのは、必ず上から順に埋めることです。先に受講期間や料金を見てしまうと、その枠の中でできることにゴールを合わせてしまいがちです。作品リストを先に固定しておけば、どのスクールの説明を聞いても、「このリストに届くかどうか」という同じ物差しで判断できます。

用紙は方眼のノートでも、表計算ソフトでもかまいません。横方向には、あとで比べたいスクールを列として並べられるよう、余白を空けておきます。

1段目:作品リストを「種類・点数・用途」で書く

最初の欄には、卒業時に持っていたい作品を1行に1点ずつ書きます。書くのは「種類」(バナー、LP、Webサイトなど)、「点数」、「用途」(転職の応募用、副業の見本用、業務用など)の3つです。

たとえば「架空カフェのWebサイト 1点 転職用」「業種の違うバナー 複数 副業見本用」のように書きます。目的によって作品の組み合わせがどう変わるかは、「目的別ゴール」のページを参考にしてください。

この段階では、理想より少し控えめな数にしておくのがおすすめです。働きながらの学習では、計画どおりに進まない週も出てきます。「最低限これだけは」という作品と、「余裕があれば」という作品を分けて書いておくと、あとで計画を立て直すときに迷いません。

2段目:作品を課題数と自由度に分解する

次に、作品1点ごとに「そこへ至るまでに、どんな課題をいくつこなす必要があるか」を書き出します。たとえばWebサイト1点なら、構成案、ワイヤーフレーム、デザインカンプ、コーディング、修正という段階に分けられます。段階ごとに少なくとも1回ずつ課題として取り組み、見てもらう機会があると理想的です。

あわせて「自由度」を書きます。お手本どおりに作る模写型の課題か、題材だけ決まっているテーマ型か、題材から自分で決めるオリジナル型か、という区別です。ポートフォリオに載せる作品は、自分で意図を説明できるオリジナル型に近いほど使いやすくなります。一方、基礎を固める段階では模写型が役立ちます。

作品リストの行ごとに「模写◯、テーマ◯、オリジナル◯」と書いておくと、次の段階でカリキュラムと照らし合わせやすくなります。

3・4段目:週の学習時間と添削回数を割り出す

課題の一覧ができたら、1つの課題にかかりそうな時間を見積もり、合計を出します。最初は見積もりが難しいので、「無料教材で簡単なバナーを1枚作るのにかかった時間」のように、実際に試した経験をもとにすると現実に近づきます。

合計時間を、自分が確保できる週の学習時間で割ると、必要な受講期間のおおよその長さが見えてきます。これがスクールの受講期間より長ければ、作品リストを減らすか、期間の長いコースを検討するか、どちらかを選ぶことになります。平日の夜と休日の時間の組み立て方は、別ページの「時間の作り方」で扱います。

4段目の添削欄には、2段目で「見てもらいたい」とした段階の数を書きます。これが、スクールに確認すべき「必要な添削回数」になります。

横の列に、各スクールのカリキュラムを当てはめる

ここまでできたら、計画表の横方向に比べたいスクールを並べ、同じ欄に情報を書き込みます。見るのは「作品リストのうち、カリキュラム内で作れるのはどれか」「課題の自由度はどの程度か」「受講期間は自分の見積もりに合うか」「添削は必要な回数に届くか」「修了後に作品を直すときのサポートはあるか」です。

情報は公式サイトや資料で確認できる範囲で書き、わからないところは空欄のまま「要確認」と印をつけておきます。推測で埋めないのがポイントです。空欄は、無料カウンセリングで聞く質問リストになります。

同じ欄に並べると、「料金は近いのに添削回数が大きく違う」「オリジナル課題がないので作品リストの一部が作れない」といった違いが見えてきます。何を優先するかは、1段目の作品リストに戻って決めてください。

空欄や不足が残ったときの扱い方

どのスクールでも、計画表がすべて埋まることはあまりありません。不足が見つかったときは、次の3つのどれで補うかを決めます。1つ目は、作品リスト自体を見直す。2つ目は、足りない部分を独学や書籍で補う前提にする。3つ目は、その部分を持つ別のスクールやコースを検討する、です。

たとえば、オリジナル課題が少ないスクールでも、カリキュラムの課題を土台にして修了後に自分で作品へ育てる、という計画は立てられます。その場合は、修了後にも添削や質問ができるかどうかの重みが増します。

計画表は一度作って終わりではありません。受講を始めてからも、週ごとに進み具合を書き込んで、作品リストに届きそうかを確かめる道具として使い続けてください。

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